怪しいサプリメントは飲まない

怪しいサプリメントは飲まない2

サプリメントってなんだろう?


日本では薬と間違わない為に今のような形(錠剤、カプセル)での販売は最近まで認められていませんでした。


規制緩和により市場に出てきてわずか20年ほど。


サプリメント後進国と言われる由縁はココにあります。


サプリメント先進国と言えばアメリカ。


日本のような公的保険制度がありませんので、病気になる事をできるだけ避けたいという思いがサプリメント市場を大きくしたのでしょう。



また、アメリカではサプリメントに対する規制も多く、内容表示義務、副作用報告などメーカーはすべき事が沢山あり、使用者は必要な情報を得る事が出来ます。
※もちろんアメリカにも低品質は商品もあるみたいですが・・・



では、日本のサプリメント業界はどんな状況でしょう。



サプリメントは食品に分類されます。


食品は一般食品、栄養機能食品、特定保健用食品に分かれます。



特定保健用食品


一定の効果、効能を表示し販売する事を消費者庁に許された健康食品(トクホ)。



効果は限定的ですが、お国のお墨付きが最大の魅力。



皆さんがサプリメントとして使用している物は一般食品、栄養機能食品です。




栄養機能食品(栄養補助食品)



必要な栄養素を食事から取れない場合に、その補給に利用する規格基準が定められているビタミン12種、ミネラル5種を含む食品。



厚生省労働大臣が定める基準(特定の栄養成分の1日摂取目安量が定められた上・下限値の範囲内であることや、注意喚起表示などの記載義務)に従っていれば、栄養機能の表示が可能。




一般食品



上記以外の食品(多くのサプリメントがこの中に入ります)


内容表示の指導はあるが、規制は何もなく、販売者が健康増進を謳えば販売可能。



多くのサプリメントはイメージ戦略が大事なので、使用者と思われる方の元気な姿や個人的な感想を映像で見せたり、医療関係者のお薦めコメントを載せたり・・・



中には良質な商品もあると思いますが、そうでない商品が混在している事を覚えておきましょう。


※平成27年6月、規制緩和により一般食品の中で効果、効能が表示できる商品(機能性表示食品)の発売が開始されました。


但し、トクホと違い内容については国の審査があるわけではないので、公表されたデータを基に消費者個人が判断する必要があります。

 

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